子どもが生まれるまでは、名前くらいは知っていたものの、実際どんなものなのかよく知らなかった生後1年までに行う子供の行事。
住んでいる地域や家族それぞれの状況で、やるのかやらないのか、やるならどの位の温度感でやるのか、など違ってくると思います。
そこで今回は、我が家での生後1年間の子供の行事をどのようにしたかをお伝えします。(主に第2子のケースについてお伝えしますが、一部第1子のケースも織り交ぜてのお伝えになります)
目次
前提(げんまいちゃ家の家族構成など)
げんまいちゃ、夫サン、娘氏(第1子)、息子氏(第2子)の4人家族。
関東住まい。
最近まで森だった場所を拓いた土地に住んでいるので、氏神様は完全に車の距離。
家事育児で、だいたい毎日疲れている。(最小限の労力で何でも済ませたい)
げんまいちゃ実家:車で1時間超の距離
夫サン実家:車で2時間半の距離
生後1年までにはどんな行事があるのか
まず、生後1年間の子供の行事のメジャーどころは、以下の5つ。
- お七夜
- お宮参り
- お食い初め
- 初節句
- 1歳の誕生日
最近だと、これらに加えて、
- 新生児期のニューボーンフォト撮影
- ハーフバースデー
などをされるご家庭もあるようです。(げんまいちゃ家ではどちらもやらなかった)
子供の行事、やったの?やらなかったの?どんなことをしたの?
お七夜
赤ちゃんの生後7日目に行う、赤ちゃんが無事生まれたことに感謝し、「命名式(名づけ祝い)」などを行う行事。
手形・足形を取るなどのお楽しみイベントをすることも。
げんまいちゃ家では、行事としては何もしませんでした。
奉書紙に子供の名前を書いて、家に飾ることだけしました。
赤ちゃんが無事に生まれ育つことが当たり前ではなかった時代には、大きな意味も意義もあった行事だと思います。
しかし、少なくとも令和を生きる核家族の我が家では、24時間待ったなし育児が始まったばかりで、行事をする余裕はありませんでした。
しちや【七夜】
『ブリタニカ国際大百科事典 電子辞書対応小項目版』より
出産後7日目の祝い。地方によってヒトウブヤ,オヤノイワイ,オキビなどともいい,一応産婦が床上げをする日として,親の産の忌が晴れる一つの段階とみる例が多い。長崎県北松浦郡小値賀町では,この日をヒサラエといって,出産でけがれた家の火を改める。一方,昔は七夜までに生児が死亡する場合が多く,七夜は生児の生存への一つの大事な段階であった。この日に生児に命名し,親と子の両方の祝いの意味をこめて,産婆,仲人,親戚などを招いて披露の祝いをする例は多い。古く平安時代の宮廷,公家では,誕生の初夜以後,3,5,7,9の奇数日に祝いがあったが,そのなかの七夜の祝いが一般家庭の行事として残ったもの。
お宮参り
赤ちゃんの生後1か月に、赤ちゃんを連れて氏神様にお参りに行く行事。
生後1か月頃に、写真スタジオで前撮り撮影だけしました。
実際にお参りしたのは、お食い初めの時でした。
上の子(娘氏)も居る中、新生児を抱えて遠くの神社に参詣は無理!という判断でした。
ただ、赤ちゃんはどんどん成長して、どんどん顔が変わっていくので、生後1か月時点での写真だけは、近所の写真スタジオで撮ってもらいました((良い意味で)パパっと撮ってもらうことができました。プロの早業…!)。
(ちなみに娘氏の時も、同様に写真を前撮りして、状況が落ち着いてから神社に参詣という動きでした。娘氏の出産でのダメージが大き過ぎて、私が出産後1か月時点で外出は到底無理な状態でした)
みやまいり【宮参り】
『ブリタニカ国際大百科事典 電子辞書対応小項目版』より
生後初めて産土神(氏神)に参詣すること。日取りは生後 30日前後,ところによっては七夜,また百日参りといって生後 100日目にするところもある。一般に男児と女児で日取りを違えている。新しく氏子となる生児を氏神に認めてもらい,加護を祈る。その際,神前で子供をわざと泣かせ,泣き声により氏子として認めてもらうという習俗もある。(氏子入り)
お食い初め
赤ちゃんの生後100日に、赤ちゃんが将来食べ物に困らないことを願い、食事を食べさせる真似をする行事。
お家でやるパターンも、料理屋さんでやるパターンも、どちらもあるようです。
夫サンとげんまいちゃ両実家の親にも来てもらって、料理屋さんでやりました。
食事会の前に神社に参詣(お宮参り)してから予約してあった料理屋さんへ。
予約さえ取ってしまえば、会場準備も、食事も、行事の作法や手順も、とにかく何から何までお任せできるので、我が家としては大正解でした。
くい‐ぞめ【食(い)初め】くひ‐
『デジタル大辞泉』より
出生後初めて食事をさせる祝いの儀式。新調の膳(ぜん)を使って食べさせるまねをする。生後100日目にする所が多い。箸(はし)立て。箸揃(はしそろ)え。百日(ももか)。
◈最近「食う」をきらって「お食べ初め」ということがあるが、これは正しくない。
初節句
読んで字のごとく、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句。
女の子なら「ひなまつり」。男の子なら「子供の日」。
家にひな人形を飾るだけの、普通の節句としてやりました。
はつ‐ぜっく【初節句】
『デジタル大辞泉』より
生まれた子が初めて迎える節句。女児は3月3日、男児は5月5日。はつのせっく。
1歳の誕生日
こちらも字のごとく、赤ちゃんの1歳の誕生日。
赤ちゃんの健康や将来の円満を願って一升餅を背負わせたり、様々な職業を象徴するアイテムやカードを並べて子供に選び取らせ、子どもが取ったもので将来どんな人になるかを占う選び取りをする。
一升餅を背負うイベントだけお家で行いました。
(選び取りはやりませんでした)
子供がお餅を背負っている動画を撮って両実家に送りました。
夫サン実家に用意していただいたマジ一升(約1.8㎏)の丸餅を子供用リュックに入れて、娘氏に背負ってもらいました。
(最近では、一升は重すぎて危ないからと、1㎏前後のお餅にするケースもあると聞いたことがあります)
まとめ
そもそも、赤ちゃんの生後1年までに行われる行事は、無事に生まれたことを祝ったり、氏神様や周りの人にお披露目したり、赤ちゃんの将来の幸せを願う行事ばかりです。
今よりもずっと赤ちゃんが無事に生まれて育つことが難しかった時代から続く行事なので、現在では、お祝いや祈願というよりも、記念のイベント事としての色の方が強くなっていると思います。
だから無理してやる必要はまったくないと思います。
ただ、生まれたばかりの赤ちゃんは、日々ものすごい速さで成長していきます。
本当に毎日、何かしらの「赤ちゃんらしさ」を脱ぎ捨てて成長しているのです。
ならば、そのイベント事にかこつけて育児に忙殺される毎日からちょっと抜け出し、「赤ちゃんの今」と「成長していく姿」を目に焼き付ける機会を設けるという意味で行事を行うのもいいと思います。
どちらにしろ、赤ちゃんにもお母さんにも無理のない範囲で、楽しめそうなら楽しむといったスタンスで向き合えたら、みんながハッピーになれて素敵ですよね。